日本語教育入門コースを終えて。
実はJapan Foundation という所で日本語教育の入門コースの授業を受けていました。全10回毎週土曜日2時間の授業。講師は海外各所で日本語を教えてきた日本人の先生。
学生は日本人が7割、そしてネイティブ並みに日本語の話せる日本語学習者(カナダ人、中国人)で構成されていました。
教員経験の豊富な先生で、オランダ、台湾、カナダ、日本。毎回の授業でそれぞれの国での全く違った話をしてくれるのが楽しみの1つでもありました。
内容として取り扱ったことは入門編ということで日本語教育の歴史やCan-doタスクベースのナチュラルアプローチや行動中心アプローチ、その導入背景等について本当に「概要」を触った感じ。細かい指導法などはまた別の機会に、という感じでした。
個人的に心に残ったこと
ざっくりざっくりまとめると
- 国語教育と日本語教育の違い
学習者の目的の違いとリンク
- 異文化交流の中で「ん?」と思ったらそれは文化の違いから来る事なのか疑うこと
韓国人アルバイト定員さんが腕を組んで立っていたことをマナーがなっていないと怒った店長さんの話→その学生にとって働いている最中に腕を組んで立っていることは問題のない行為との認識だった。
- 日本語を教えるということはその背景にある日本文化、慣習を伝える事でもあるということ
お疲れ様でしたは目上におっけー?、目上の人を褒めることも欧米と比べて言い回しに注意が必要: Your class is good. 先生の授業上手です。→ん??
- 訳語に当てはまらない言葉も多くある
頂きます、ご馳走さま、行ってきます、お疲れ様の挨拶系
She is a happy person と その訳 彼女はハッピーな人です(何も知らなくて幸せよね?)では意味が変わってきてしまう
- 学習者センターの授業
教員でいるということは、学習者のニーズの上に成り立つ。教えたいことを押し付けてしまわないように、学習者とのコミュニケーションは大切である。
- ローマ字の読み方も母語によって難しさが変わる
ポーランドロシアの人は「ん」の発音を聞き分けている!!!; m. n .ng
- 教材も生徒のニーズに合わせて選ぶ
日本語教育の教材は種類が豊富!英語説明?日本語説明?文法重視?それとも生活に応じた場面設定が必要な教材?
- 変わる文化
日本文化、慣習の変化により生じるジェネレーションギャップが随所講師と私との間にあったのも印象的なことでした。具体的には、敬語の概念と男女間で使い分ける言葉について。比較的若い30代後半か40代前半の先生と22歳の私。ひとまわり違うだけでこんなにも感覚が違うのかと驚きでした。
帰宅してこれを打っているんだけど、明らかに体がだるい。風邪ひいたかな〜〜🤧
まとめは後日編集します(´;ω;`)