考えごとノート。

日本が多様性に寛容な社会になるために、世界一多様な都市トロントに留学している教育者の卵です。Teacher candidate/ DIversity education/ Canada / Study abroad

2017を少しだけ振り返る。

学校の課題を全て提出し終えたのは12日の日曜日。それまでの一週間はヒーヒー言いながら2つの期末レポートを書いては直し、書いては直しだった。

その後の1週間で旅の支度と、誕生日が来て、親戚家族や友達に沢山お祝いをしてもらった。12月は課題さえ終わればキラキラで溢れている1ヶ月だ。

 

今年のクリスマスをドイツで過ごすことは夏からの計画だった。トビタテ留学ジャパンを通じて仲良くなった仲間がふたり、ドイツに留学をしているから会いに行くのだ。

22-24は他のトビタテ生にも声をかけ、クリスマスマーケットが有名なニュルンベルクで20人程で集まる。夜にはプレゼント交換も企画していて、楽しみで仕方ない(´ω`)💗

その前後にヨーロッパ各所で私の行きたかった街に足を延ばすことに。縁があって年越しはフィンランドヘルシンキまで行く。

 

そして今は空の上。

30分ほど遅れて出発したアイスランドのWOW AirLine に乗って、乗り継ぎ地点のレイキャヴィクに向かっている。座席の右手にある窓からは大きくて、そしてはっきりとしたオリオン座が見える。その周りにも無数の星が散らばっている。とってもとってもとっても綺麗。

 

登場前にたまたま前後に並んでいた女の子が日本のパスポートを持っていたので話しかけたらワーホリでトロントに滞在していた子だった。兼ねてから行きたかった国、イギリスに行く所らしい。そのために自分で朝から晩までバイトを掛け持ちして働いて、やりくりをしてきたとか。親に頼らずに自分で生活するんだという意思が話していて伝わってきた。あまりにもしっかりしていたから年上かと思ったらまさかの年下だった。笑 

 

さてまた時を現在に戻すと、暗い機内で飛行機の狭さが気になりだした所である。チープなフライトは座席の前後間隔がやけに狭い故に誰も席を倒せない。

 

さて12月ということで今年を振り返ると、今年はトビタテイヤーだったと思う。トビタテで掴んだ留学のチャンスから自分の思考幅が広がった年。

トビタテを受けに日本に一時帰国していた1、2月。研修を6月に受けて、9月から正式にヨーク大学での大学生活もスタートした。大学では心の底から尊敬したい教授を見つけてしまった。自分にストイックであり、生徒に寛大なこころで接してくれる。本当のヒーローみたいな人。social justice に関する研究において視点が物凄く鋭くて、私にない考え方を指南してくれた人。今年の私のキーパーソン。

学校外ではトビタテ留学の計画の一環である実践活動の1つとしてトロントの小学校にもお邪魔させて頂いた。ここでも優しい先生に出会う。そして子供達も私が学校に行く最後の日は男子も女子もハグしてくれるという可愛さ。日本の教育との違いで溢れていて、刺激的だった。

 

そして自分の進路について幅広く考えるようになったのも今年になってから。

教育イノベーター合宿に参加した時から「教育に携わるには教員」の概念が壊れて自分のやりたいことに到達するための他の道にも目を向けるようにしてきた。

院進学を考えたりもしたけど、やはり社会的スキルを身に付けたいのが今の気持ちでもある。周りの仲間がプロジェクトを立ち上げたり回しているのを見ると、自分も負けていられなくなる。それで11月にはトロントから南に足を伸ばしてボストンキャリアフォーラムに参加。企業面接も受けたりしたけど、私の受けた企業は教育業界にはあまり興味が無い所が多かった。帰国後教育系の企業フェアに参加してみたいと思っていて、自分の道をもう一度模索するつもり。

 

ここまでつらつら書いてきたけど、2017年は自分が航海できる世界がぐっと広がったと感じる一方で、私はボロボロのボートで荒波に打たれて難破しそうな状態になっている。

行く先々で聞かれる「何を勉強しているの?」の問いにきちんと答えられない病。(重症)言葉がきちんと出てこないことを痛感し続けている。英語の話だけではない。日本語でさえうまく説明ができないのだ。(重症)

せっかく霧が晴れて自分が旅できる範囲が広がったのだから、早く船を直してどこでもエンジンをかけ続けられる私でいなきゃと思う。

自分の頭の悪さが嫌になる時が多かった。けどそれを嘆いても始まらないのだから、地道に地道に自分の船を大きくしていきたい。

 

2017年私がお世話になった皆様

本当にありがとうございました。2018年も邁進して参りましょう〜〜。私は教育大国フィンランドで来年の誓いを立ててきます。