考えごとノート。

日本が多様性に寛容な社会になるために、世界一多様な都市トロントに留学している教育者の卵です。Teacher candidate/ DIversity education/ Canada / Study abroad

駐在員さんとの座談会

先週の話ですがトロントの学生団体POLTAさんが主催するトロントで働く駐在員さんとの座談会に参加してきました。駐在員さんは3人とも某大手メーカーから。

今回参加を決めたのはグローバル企業で働くことに漠然とした憧れがあったことから。グローバル企業の人達は今何を考えて生きてんのやろって。日本を離れたからこそ見えてるものってなんなんやろって。それから今駐在員としてカナダにいらっしゃる方々が学生の時どんな事を考えていたかも聞いて見たかった。そんなことを見に行きました。

 

海外勤務までの経緯

実際北米勤務の方々は会社に入ってから上司に海外勤務希望をアピールして異動してきてたそうです。中でも1人、すごい丁寧で、気さくだけど思慮深い話し方をする人がいてその人の人生が凄く気になりました。就職活動の話もオープンにしてくれて、その方はOB訪問をして相性の合う会社を選んだそうです。今いる会社の先輩と話した時に「こういう人と働きたいなあ」という思いがそこで芽生えたそうな。確かに私も大学受験した時にオープンキャンパス何個か行って、雰囲気見て決めたなあと思い出しました。行ってみたら自分には合わなさそうだったって大学、あったもんなあ。帰国後いくつかオフィス見学とかOB訪問的なのできたらなあと思いました。

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大学の学びと社会人で従事している分野の乖離

3人ともに共通して見れたのが、学部生で学んだことをベースに就職、よりも自分の興味にあった就職先の選択をしていたこと。

大学で社会学(広く浅く色々つついたらしい)、交換留学先でジャーナリズムを専攻したものの就職先は某メーカー。それは子供の頃からパイロットになりたかった夢を捨てきれなくて、少しでも航空産業に関わる仕事に就きたかったからだそうな。(瑛さんの物語理論がここでも垣間見えました。)

「(色んな考えがあるけど)自分の好きな事じゃないと仕事は続かないよね。もしくは、全く知らない分野でもそれを好きになる能力がないと厳しいと思う。」と。

 

他のお二方は海外勤務のチャンスがあるということで(自分の興味とは別に)メーカーや商社を中心に就職活動したそうです。英語が好きだったお二人は海外経験を積みたいというのが就職先選択の理由らしい。若いうちから飛ばされて成長したかったそうです。 

 

トロントは学生は多いものの、実際に働く人や現地に住んでいる日本人は多くありません。だからこそ今回直接生の声が聴けて面白かったのと同時に、時間の関係上うまく引き出せなかった質問も残ってしまいました。(海外勤務経験を通して個人として世界の見方や考え方に変化が出たのか等結構大事なところを聞きそびれてしまって...orz)

貴重な機会を作ってくれたPOLTAさんに感謝。それからこういう機会をフルに使えるようにならなきゃと反省です。